【おつまみ物語vol.7】地元を愛し、焼酎に真正面から向き合う鹿児島の焼酎専門店(「こいじゃっど」を卸している焼酎のひご屋さん)

おつまみ 和酒パッケージ

 

おつまみパッケージに入っているこだわりのおつまみをご紹介するこの企画。

今回は和酒パッケージに入れている「こいじゃっど」を卸していただいている「焼酎のひご屋」さんにお話を伺います。

焼酎のひご屋さんとは?

鹿児島の指宿に位置する、創業100余年の芋焼酎専門店。「甑州」「やきいも黒瀬」「三岳」など人気のこだわり焼酎から、地元で愛されている定番焼酎まで、1000商品の品揃えを誇る。

URL:http://www.higoya.co.jp/fs/higoya/it83

ひいおじいさまの時代から続く、「焼酎どころ鹿児島」の焼酎専門店

鹿児島の指宿(いぶすき)。

鹿児島県といえば薩摩、薩摩といえば芋焼酎!

ひご屋さんは、鹿児島県指宿市にお店を構える老舗の焼酎専門店です。現在は焼酎専門のひご屋さんですが、創業当初は地域の小さな集落で焼酎に限らず、広くお酒を扱う酒屋さんでした。

創業者は、肥後さんのひいおじいさまの肥後伝之助さん。それまでは別の本業があったそうですが、第二の人生としてお店を始められました。

酒屋さんを始めたのは、伝之助さんがお酒が大好きで、「お店に行ってお酒を飲むより、自分でお店をつくって飲んだ方が早い」というお茶目な理由から。

大八車を引いて、地元の蔵元を周り焼酎をご馳走になりながら、1日がかりで仕入れていたそうです。

そこから始まったひご屋は、肥後さんで4代目。今は肥後さんとその奥様、従業員の皆さんで賑やかに切り盛りされています。

 

ネット通販でも、店頭販売のような丁寧さで

ひご屋さんのホームページを見ると、焼酎の写真がずらり。一口に焼酎と言ってもこんなに種類や銘柄があるんだ、と驚かされます。

芋や麦といった原材料の違いだけでなく、「初心者にオススメ」「香りが良くて飲みやすい」など様々な切り口でカテゴライズされています。例えば、上記は「黒麹を用いて醸された芋焼酎」の一覧ですが、圧倒的な品揃えに選ぶだけでもワクワクしてしまいますね。

 そしてさらに、それぞれの焼酎の名前をクリックすると、その焼酎が「どこで」「誰が」「どんな風に」作られているか、といった紹介ページが出てきます。

これは、名前が気になって思わずクリックした「深海うなぎ」という焼酎の説明文です。

何よりすごいのが、それが一部だけではなく、全ての焼酎に写真付きの丁寧な説明書きがついていること。

驚きながらその旨を質問してみたところ、これには肥後さんの強い想いが。

「お店にお客様が買いに来てくれる時は、お客様の味の好みを確認しながら、焼酎の情報を丁寧に説明します。そして、納得いただいた上で購入いただいています」

「ただ、ネット通販だとそれができない。でも、ネット通販でも対面販売と同じように、お客様に納得いただいた上で買って欲しいと思ったんです

 

日頃から蔵元を訪ねるなど交流に努めていて、特に新しい焼酎を仕入れるときには情報を収集し、スタッフと実際に試飲してから説明文を掲載しているそうです。

また、ホームページには、焼酎を飲んだ人の感想も掲載しています。

味の好みは人によってそれぞれ違うので、個人の味の感想を掲載してもいいのだろうか・・・と悩んだこともあったそうです。
ただ、焼酎を作る蔵元のホームページを調べても、蔵元の説明は書いてあるけれど、それを実際に飲んだ人の感想は書いていないのが一般的。
肥後さんが実際に飲んでみると、ホームページの説明書きとは異なる印象を持った焼酎もあったそうです。
焼酎の色々な感じ方を知ってほしい。
ネット販売でも、対面販売の時のように「この焼酎ってこんな味わいでして」「後味はこうで」「こう感じたというお客様もいます」といった情報を、なるべくお届けしたい。
そんな想いから、お客様の感想をホームページに載せ続けているそうです。

 

大酒飲みではないからこそわかる、焼酎の良さ

今では4代目としてお店を経営されている肥後さんですが、必ずしも最初からお店を継ぐと決めていたわけではなかったそうです。

「以前はサラリーマンとして働いていて、家を継ぐつもりはなかった」とのこと。

ただ、その後心境の変化があり、34歳の時にお店を継ぐことを決意し、地元にUターンされました

また、鹿児島の土地で焼酎専門店を営まれているということで、さぞかし酒豪な方だろうと思っていたら、意外にも、お酒はあまり強くないんだそうです。

サラリーマン時代はビール党で、焼酎はあまり飲めなかったとか。もちろん焼酎の知識もなかったそうです。

そんな肥後さんは、お店を継いでからというもの、一から勉強をして焼酎に関する知識を身につけていきました。

知れば知るほどわかってくる、焼酎の魅力とその奥深さ。
肥後さんは、
「焼酎は、単純だけど複雑なんです」
とおっしゃいます。
そこから、肥後さんは焼酎に夢中になっていきました。
今でも晩酌は「数日に一合飲む程度」ですが、その分、試飲で味を確かめるときは真剣です。
「大酒呑みではないからこそ、焼酎のよさを伝えられることがあると思う」という言葉がとても印象的でした。
お話を伺った肥後さん。店内には、肥後さんが足を使って一つひとつ仕入れたこだわりの焼酎がずらり。

鹿児島の焼酎なら、やっぱり酒の肴の鹿児島のものを


投稿順 新着順